チリウヒーター ソーラーシステムで60年の実績
 地球環境から身近なことまで熱い 思いを語る…since2002

BOSSのひとりごと・・・
ここでは、チリウヒーターの社長である岡本 が、
独自の視点で、環境のこと、エコのことはもちろん、身の回りの
出来事やニュースを、たまには過激に、綴っています。
(※あくまでも個人の感想です※)

目次
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2018年
180723 マイクロプラスチックの恐怖
 太平洋のマリアナ海溝は深さ1万メートル以上あり世界で一番深い海です。こうした深海の底には川や海に捨てられた自然界では分解されない有害化学物質やプラスチックごみが最後に流れ着きます。人間が到底行けないそんな海底にもいろいろな生物が住んでいますが、学術誌に掲載された論文によれば、深海のエビの類には中国で最も汚染された川と言われる遼河から水を引いた田のカニの50倍もの汚染物質が蓄積されていたそうです。これらの生物は食物サイクルの始点となり、いずれは私達の食べる魚になって私達に跳ね返ることは確実です。
 英国ニューカッスル大学のチームはこのマリアナ海溝や日本海溝やチリなどの深海生物を調査し、それらの体内に微細なプラスチックが溜まっていると発表しました。このように微細に砕かれて、しかしそれでも分解せず漂うプラスチックをマイクロプラスチックと呼び、今や世界中で警鐘が鳴らされ初めました。ニューヨーク大学は世界中で集めた100銘柄以上のペットボトル水を調べたら全銘柄からマイクロプラスチックが見つかったとBBC放送は報じていました。スーパーの食品のトレーやラップ、キャンディの包み紙も煙草のフィルターも、残さず完全に焼却しないとみんな海底のマイクロプラスチックになります。安くて便利とプラスチックを多用するのを止め、紙袋と古新聞と竹の皮に戻らざるを得ない時代は遠くないでしょう。そうしないと私達自身が危なくなります。

このゴミが全部海に沈む
1807 シロアリ(3)侵入路
 シロアリはコンクリートでも孔をあけると言われますが基本的にそんなことはしません。近年ではべた基礎と言って住宅の下の地面は全面コンクリートを打つので、地下からの侵入路は打ち継ぎなどの隙間しかありません。ところが、泥などで基礎の外周にトンネルを作って(蟻道)昇る例があります。トンネルを作るのは彼等が日光に弱いからです。私達は時々家の基礎にトンネルが昇ってないことを検査しなくてはなりません。事例では、蟻道トンネルが作られていたのは、殆どが何かの物陰になっていたところのようです。犬小屋、物置、道具箱が家の壁にピッタリ寄せて置いてあると、その陰にトンネルが作られているかもしれません。
 シロアリが絶壁を昇る率は30pを超えると激減するという研究が知られており、日本でも土台(木材)は地面から35p以上上になるよう定められています。ところが、犬走りを施工する例がよく見られますが、注意が必要です。犬走りから土台までの高さは規定がなく、30pを切ることは良くあります。犬走りや玄関ポーチの下はシロアリにとっては軒下のようになって雨は直接かからないが飲み水は手近にあるので、巣窟になり易い所です。基礎と犬走りの隙間から少し昇れば土台の材木に到達というのはぞっとしません。家を一回り見て回って、壁に密着して物が置いてない、全周に亘って基礎の高さ30p以上が目で見えるかを点検してはいかがでしょう。

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1806 古紙回収
 日本も含め、世界の主要国では有り余るゴミの分別収集を積極的に進めています。私たちの古新聞などの古紙も分別収集され、リサイクルされて蘇り、再使用されていると思ったら、3年ほど前に関係者から回収古紙は90%が中国へ輸出されていると聞いて驚きました。恐らくペットボトルやその他のいろいろなプラスチックごみも同様なのでしょう。中国はこれらを再分別し自国でものをつくる原料にしてきました。その中国も次第に豊かになり国内の消費が増えるにつれて、今度は自国のごみ問題が表に出てきました。そして2017年、プラスチックや紙のごみの輸入禁止を発表しました。これは世界のリサイクル業界に大ショックを引き起こしました。英国は紙・プラスチックゴミの半分を中国に輸出していたので、今後の対応を考えなくてはなりません。同じ問題に香港も日本も直面します。ある英国の大手業者はこれを良い機会だと言います。これまではいい加減に送り出してしまえば終わったのだけど、今後はもっときちんと分別し、再生の方法も進歩させるチャンスだと。製品段階から分別を考慮した設計が求められるでしょう。それにしても肉や魚を白いトレーとラップで包んで並べずに昔のように竹の皮で包装するとか、ボトルのお茶ではなく自分でお茶を入れるとか、今後の長い先を考えるとそんな生活スタイルまで考え直していかないと、遠からず立ち行かなくなるのは確実です。
BBC放送より
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1805 シロアリ(2)
 弊社がソーラーハウスを販売するなかで関わった数千棟の住宅の中にも、シロアリが発見されたものが数棟ありました。殆んど無害で、ウロウロしていたやつらを殺して終わったものを除くと重症は2件、うち1件は恥ずかしながら筆者宅でした。この2件は結局明らかな原因が判明しました。住宅を構成する柱や土台などの木材が水に濡れて腐りはじめていたのです。屋根の雨漏りではなく、壁からの雨漏りです。普通、木造住宅を雨から守る最後の砦は透湿防水フィルムと呼ばれる湿気は通すが空気や水を通さないフィルムです。新築中の家の外周が広告の書いてある白い紙のようなものに覆われているのを見る機会もあるでしょう。あのフィルムが壁の隙間から浸み込んだ水を通さないように正しく張ってないと、木材が濡れてしまいます。特に窓の周りはこのフィルムを切り張りが必要なので要注意部分で、先の2軒ともこれが原因で、建築屋さんの技量不足でした。
 では何故シロアリは外壁に隠れた濡れた木を見つけるのでしょうか。これには木材腐朽菌が関係しているようです。木材腐朽菌には白色腐朽菌と褐色腐朽菌とがあり、この褐色腐朽菌がシロアリのフェロモンと同じ成分を出すのでシロアリが誘引されることが知られています。シロアリを防ぐうえで一番大切なことは、木材が濡れることの無いようきちんと家を作る、ということのようです。

褐色腐朽菌による腐朽
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180424 シロアリ(1)
 木造住宅に住む人にとって怖いのがシロアリです。5月初めのある日、ふと見ると羽の生えたアリのようなのが何匹かウロウロしていたら一大事!阪神大震災の折、住宅密集地域で火災発生とともに大量の倒壊があったのですが、調査した人達からは、殆どの家で特に浴室周辺の柱がシロアリの食害を受けてスカスカ状態だった、と聞きました。シロアリは蟻の一種ではなく、ゴキブリの仲間に分類されます。日本で家を食うのは主にヤマトシロアリとイエシロアリで、ヤマトシロアリは北海道北部以外のほぼ全国に住み大方はこちら、イエシロアリは千葉県以西の海に近い地域に分布しています。シロアリは筆者宅の庭にもいて埋まった木片などを掘り出すと巣があったりします。その辺りをウロウロしているものとして、家を食われないようにしなくてはなりません。木材は湿ると腐朽しますが、シロアリは木材の腐朽菌に誘引されます。そこで大切なのは木材を湿らせないことが必須です。筆者が知るシロアリ食害の家は全部木材が湿っていました。窓回りや連結建物とのつなぎ部分の防水に欠陥があった数例では建築業者の不手際が原因でした。神戸の例では浴室が近年のユニットバスではないため壁に水が浸み込んだものです。縁の下開放型の古い家で寝たきり老人の布団の下の床板が湿ってシロアリを呼び寄せた例もあります。次回はやられない家の構造を考えます。
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1804 セイロン紅茶
 有名なリプトン紅茶などスリランカ(旧称セイロン)産の紅茶はセイロン茶として世界に知られています。昔、植民地時代に西欧列強は香料を狙ってこの地域の支配を進めました。彼等はインドに続いて香料の産地であるこの島を競って植民地化して支配したのですが、最終的に支配権を奪ったのは英国で、紀元前5世紀から入れ替わりつつ続いた王国を1815年につぶして過酷な支配を行いました。英国は高原地帯で紅茶の栽培に成功、貧しい南インドから労働者を無理やり移住させて奴隷的に働かせ、リプトン等が莫大な富を築きました。スリランカとして独立したのは1972年です。
 高原地帯ではいまも茶畑が拡がり、インドから無理やり連行されてきた人達の子孫の茶摘み女達が働きますが、過酷な労働で賃金は一日1.5ドルだったのが最近やっと5ドルになったとか。茶摘み歌どころの騒ぎではありません。若者たちは到底メシが食えないと都会へ首都へと流れ出ます。美しい高原の茶畑は沢山の観光客が訪れますが、実情を知ると見る目が変わります。インドの茶畑も酷さでは負けません。アッサムやダージリンなど有名産地でも酷い労働状況で、労賃は安く、宿舎はボロボロでトイレがないため排泄は茂みの中でするしかない、とBBC放送が暴露して有名紅茶ブランドを揺るがしています。これ一袋幾らだよとティーバッグを見せて労働者が呆然とする場面も放送し、有名なトワイニング紅茶も仕入れ先の改善をすると約束させられる事態。だけど仕掛けたBBC放送、偉いですね。


マスクなし肌露出の農薬散布 トイレは満杯で使えない
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1803 南アジアの大洪水
 今年、大西洋で発生した例年になく巨大ハリケーンが西インド諸島とアメリカ南部を襲っていますが、その1発目「ハーヴェイ」は南部テキサス州に上陸し動きが遅いため米国4番目の大都市ヒューストンを湖のようにしてしまいました。死者数十名3百万人以上が避難を余儀なくされました。平坦で広大な国なのでかえって始末が悪く浸水は1週間続き米国最大の製油所も停止、被害は750億ドルともされます。悲惨な天災ですが同じころ南アジアも洪水にやられています。
 南アジアは例年6月から9月のモンスーン時期には大雨長雨による洪水に見舞われますが、今年の洪水はここ永年経験したことのないものです。8月に降ったヒマラヤの南辺りの雨は貧しいインド東北部のビハール州やこちらも貧しい下流のバングラデシュの平原に例年にない大洪水をもたらしました。国際赤十字は、ここ何年かで最悪の人道的危機と言いますが、死者数千人、何万もの学校や病院が破壊され、清潔な飲料水や医薬品にも事欠き、バングラデシュだけでも1万数千人が下痢性や呼吸器性の感染症を患います。学校だけでも1万8千が破壊され百万人の子供達が就学できません。被災者総数は4千5百万人と言いますが、この数はなんと日本の人口の約1/3 以上になる勘定です。
 同じ洪水被害でも、米国と貧しいアジアの国々とではこんなにも様子が違うことを思うと同じアジア人として心が痛みます。新聞には誰かが不倫したとかしないとかどうでもいいことに紙面を使わず、こんなこともしっかり報じて欲しいと思います。



CNN.co.jpより
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180221 断熱改修で住み心地改善
 今住んでいる家を「暑さ寒さを辛抱することなく快適な温度湿度環境の中でリラックスして暮らせる家」に近づける上での大きな障害は断熱が悪いことです。家の壁や床天井に手を加え断熱改修するのは大事業ですが、それでも今後の暮らしを考えるとやる値打ちは大いにあります。外壁の外装材がサイディングや金属張りの場合は、通常十年以上前の断熱材は今どきのものに比べひどいものだし、全く断熱無しの家も少なくないので、外装材を剥がして柱と柱の間に新しい断熱材を充填します。外壁を剥がせれば居住しながらでも工事できます。さらにその外から樹脂断熱材を外張りすれば断熱性能は驚異的に向上します。木造でなく鉄骨造の家は柱間に断熱しても効果が乏しいので柱の外から良質の樹脂断熱材を50o以上外張りします。タイルや塗り壁外装の場合は、内壁を剥がして工事するので専門家に見てもらうのが良いでしょう。
以前一般的だったグラスウールを50o充填した木造住宅と比べて改修した壁の断熱力がどれほどになるかをグラフで比較しましょう。今日の断熱が昔の断熱の何倍もの断熱力があることが分かります。

 
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1802 アフリカの水事情
 今後の大幅な経済発展が期待されるアフリカですが、南部では水不足の深刻な悪化が続いています。国連によれば、世界人口の6人に1人は安全な飲料水手に入れられません。アフリカ人の37%は、水不足に苦しむ国々に住んでいます。豊かな水に恵まれた日本人には想像もできないかもしれませんが、WHOによると、世界中の病院のベッドの半分は飲料水汚染を原因とする水系感染症による病気の人々が占めており、世界の幼児死亡の5人に1人は汚染した水を飲むことから来ています。水と衛生とは途上国の経済成長に直接的な関連があり、この分野に1ドルのインフラ投資すれば34セントもの利回りを生むとWHOは試算します。
 災害に見舞われたとき、私達も水の貴重さを思い知らされますが、世界ではこんな状態だと言うことも知っておくべきです。アフリカやインドの大規模農業でも、直径1qもの円を描きながら大量散水するアメリカ方式ではなく、滴下型という作物の根元に必要最小限の水を滴下する農業が増えているようです。アフリカと聞くと多くの人は未開な槍を持った人々をイメージするかも知れませんが、今や大量の若者たちが欧米へ留学し、経済や政治の指導的立場について急速な経済発展下にあり、このように新しい技術を導入して水の無駄遣いをしない活動もしているのです。


 
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18/1/26 寒波襲来
 週明けからしばらく日本は強い寒気団に覆われ、東京はじめ太平洋岸各地で-3〜-5℃位まで下りました。例によってメディアは何十年ぶりの寒気団とか何年ぶりの低温と大騒ぎです。おまけに22日には首都圏に積雪があったので更に大騒ぎ。白根山噴火がなければいつまで騒ぎ続けたことでしょうか。しかし筆者の住む名古屋地方でも-3〜-5℃は年に何回かあるのが普通で配管凍結などにより修理屋さんが多忙になりますが、別にそれだけのことです。この種の騒ぎは、政治や経済問題と違い反論する者は誰もいなくて、誰でもが関心を持つという、最も安全無難に視聴率を稼げる話題ですから楽で良いでしょうが、それがメディアの社会的責任かというとちょっと違うと思うのです。台風の際も同じですが、未曽有の巨大台風と大騒ぎするのですが、日本は台風の通り道にあって毎年襲われるのは昔から誰もが知っています。そしてテレビが未曽有と叫んだ台風も結局は昔ながらの台風にすぎません。
 良し悪しは別として、今日では働きの場が大都市に極端に集中してしまい、集中の度合いは強まっています。そんな東京でも毎年決まって積雪や台風に襲われるのは分かっているですから、その度に通勤する多数の普通の人々が酷い目に合う、これは何とかしないといけません。メディアにはこうした生活者の立場を代弁する問題提起をして行くことにこそ、その存在意義があるのと思うのですが、そんな気配はなく野次馬に徹しているのが不愉快です。

 朝日新聞デジタルより
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1801 窓・ドアの改修で住み心地改善
 近年、日本の住宅は急速に「高性能化」へ向かっています。高性能ということはボタン一つで掃除機が働くとかそんなのではなく、暑さ寒さを辛抱することなく快適な温度湿度環境の中でリラックスして暮らせる家、という意味で、それを実現するのが家の断熱性能や適切な換気などです。ただ大多数の人にとって、家はそう簡単に建て替えられるものではありません。そこで、今住んでいる家をもう少し改善するにはどうしたらよいかを考えましょう。
 家の住み心地を悪くしている犯人は戸・窓など開口部と壁床などの断熱で、この2つを整えればウソのように心地よくなるのですが特に断熱はそう簡単には行きません。そこで先ずは割に簡単に出来る窓の改修、内付けサッシをお勧めします。現在ある窓の内側にもう一つの窓を付けますが、価格は安いので断熱性能の良い複層Low-eガラスの樹脂サッシのものを付けるのがコツです。従来の隙間風の通るアルミサッシを補って、結局新しい複層Low-eガラス窓に交換したのと同等になり、隙間風もなくなります。大きい掃出し窓にも使えますが、欠点は窓を開けるのに2回開けなくてはならないことですがこれは辛抱します。過大な窓は、特に東西にあるものは縮小か塞ぎます。玄関の引き戸は著しく性能が悪いのでできればドアに替えたいところです。こうすると相当住み心地が変わりますので、次に断熱の改修も考えてみましょう。

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