●セルロース断熱材は、リサイクル古新聞を粉砕し綿状にした天然木質断熱材です。
●防火・防虫・防カビ用にホウ酸末、沈下防止用にでんぷん糊粉末を添加してあります。
1 COCOONセルロース断熱は環境改善に役立っています
1.1 環境との共生
焼却されてCO2になる古新聞を建材として使います。 ガラスを高温溶解するグラスウールと異なり、粉砕だけなので製造段階自体が省エネルギーです。 残材・廃材がほとんど出ない上、発生しても処理に問題ある有害物を出しません。
1.2 自然素材による家作り
住宅の中に有害化学物質を持ち込みません。自然素材でできた、人にやさしい住まいにもう-度戻りましょう。
1.3 高性能断熱による住環境改善
全室24時間暖房化に向かって、住宅の暖冷房エネルギー消費削減に強力に寄与します。
1.4 音響環境の改善
外部騒音・室内騒音の漏洩侵入防止で音響環境を改善します。
2 COCOONセルロース断熱の技術的特徴
2.1 断熱性能
- 熱抵抗値R 2.63 m2K/W
- (厚さ105mmにて)
- 熱伝導率
- 0.03805W/mK (30.89kg/m3)-0.03936W/mK (24.71kg/m3) (ASTM C739米国R&Dによる試験)
- 0.040W/mK
- 試験成績書
2.2 吸音
セルロース断熱のアメリカでの計測例: 「壁断熱厚さ90㎜ + 両面に12.5㎜プラスターボード張り」の場合 STC 44。この場合の音波の伝達減衰は5~9db。アメリカでは、飛行場周辺の住宅防音材として使われています。
2.3 防燃性能
ホウ酸添加により、表面は焦げるが燃えません。炎が内部へ入りません。 焦げると炭化により、表面は22~55%も防火力が向上。
2.4 調湿性能
木材細胞の微小気胞には、空気中の湿気を固定化し吸着する能力があります。 ただし、僅かな調湿機能なので、梅雨時の湿気を吸い取り部屋をカラッとさせたり、冬に結露防止するようなものではありません。
3 COCOONセルロース断熱の施工
セルロース断熱では施工設備と施工技術が、施工後の性能低下に多大の影響を及ぼします。
3.1 スプレー施工方式
米国で一般的な方法で、噴霧しつつ壁に充填します。 でんぷん糊で沈下防止しますが、45㎏/m3 以上の密度が必要。 平らな天井にも最適。通常、施工後数年で厚さが半分にもなるのに、この方法では施工後の沈下がありません。
3.2 ネット充填方式
壁にネットを張って穴をあけて注入充填します。 密度55 kg/m3以上の充填をしないと、後日沈下し断熱に隙間ができます。 勾配天井への充填にも使われます。
3.3 施工機械
チリウヒーターでは、施工のための機械の販売およびレンタルを行っています。
噴霧をしながらのスプレー施工(壁)が可能な機械です。
ネット充填施工を強力・高速で行います。充填密度 60kg/m3 で注入充填し、沈下しません。
平天井にもスプレー施工が可能です。高速で、且つ糊と噴霧の働きで沈下の無い施工が可能です。