チリウヒーター ソーラーシステムで60年の実績
 地球環境から身近なことまで熱い思いを語る…2008

2008年
Back Number



12月 エネルギー安全保障の問題
 ドイツのある先生と話をしたとき、どうしてヨーロッパは自然エネルギーにそんなに熱心なの?と聞いたら、「ヨーロッパは全エネルギーの40%をもプーチンに依存している。あいつ信用できないでしょう」と言われた。どうもCO2騒ぎに本気で乗っているのではなくエネルギー安全保障の問題と捉えているようだ。
 経済産業省も、CO2原因説を原発推進の道具に利用している。もともとCO2温暖仮説を国連に持ち込んだのはイギリス政府が国内の原発反対運動を抑えるのに利用したからだとか。
 しかしエネルギー安全保障は問題だ。日本企業はシベリアの石油採掘に多大の投資をしてきた。シベリアの石油を日本海に出すパイプラインも着々と進んでいた。そこへ中国首相がプーチンを訪問し、パイプラインを中国まで引っ張ることで合意したという。したたかだ。日本はどうしようかねー。
TOP  目次に戻る
11月 メディアが不況を加速させる
 ブッシュ悪政の総仕上げのようにアメリカ発の大金融危機が世界を覆い、株価はバブル崩壊以来の暴落、高騰していた原油価格もピークの半値にまで下がった。史上最大の不況がやってくる、と新聞は連日書きたて、円高で車産業はじめ輸出産業は打撃を受ける。
 しかし、円高なら原油も天然ガスもアルミ地金もブランド商品も安く買える。一部の鋼材は値下げの話も出始めたし、スーパーでは輸入品安売りセールをやり、韓国旅行が急増だそうで、結構なことだ。
 それに僕は株なんか持っていない。あれはバクチだから。第一、先は知らないけど、今まで絶好況も超不況もほとんど僕には関係なかった。永年ずーっと不況状態で、ひーひー言いながら生きてきたからだ。地を這うように仕事しているのだから。
 それにしても、これだけ毎日危機だ不況だとメディアが騒げば、それだけで消費に冷や水を浴びせ、本当に不況にするのに十分なのだろうが、彼等はそれを分かってやっているのかな。
TOP  目次に戻る
10月 競争力の低下を嘆く
 石油の驚異的な高騰に伴って諸物価の値上がりが私達を襲っている。真っ先に苦しむのは会員諸社や弊社のような中小企業である。
 石油高騰は、世界中が依存し、量は限られ先が見えているのだから、当然かつ望ましくもある。
 しかしサブプライムの失敗でドルが低落すればドル建ての資源価格は値上がりして当然。心配は、そのドルと一緒に円も値打ちが下がっているのではなかろうか。1$80円なら石油値上がりは3割も少ない。海外と関係ある人達は口をそろえて、近年の日本の製造、技術力、競争力の低下を嘆く。
 中国の太陽熱会社を訪問したが、ヨーロッパに技術を容れて立派なものを作っている。たしかに、餃子に毒を入れるやつもいるが、それを言うなら日本にも肉をごまかして売ったりする奴だっていくらでも居る。
 日本政府が官僚支配から脱し今の鎖国政策をやめないと、もう大変なことが始まっていると思う。
TOP  目次に戻る
9月 マスメディアと官僚の強力タタッグ

 ある建物で、真北の確定が要ると建築家が言う。そんなのは南中時の太陽の影で分かるし、公図から見ても大差なかろう、といったら、専門機関に依頼して検定書を書いて貰わないと確認が下りない、という。バカじゃない、と言ったら、そう思うよ、との返事。
 法令順守が国を滅ぼす、と言う本がまあ面白い。「安全」を金科玉条とするマスメディアと、それを良いことに規制を強める官僚との強力タッグに対し、選挙しか頭にない代議士たちでは全く太刀打ちできず、その影でわれら小企業は意味もなくいじめられるのである。
 建築関係で言えば「姉歯」以後はご承知のとおりだが、世の中に山ほどある昔の基準法で出来た建物のことは誰も言わない。とにかく何でもいいから政権政党を交代させないと、政治に力がない。米国でも韓国でも大統領選挙を見れば分かるよ。

TOP  目次に戻る
8月 官僚支配の悪いところ
 訪日した国連IPCCのパチャウリ議長は、温暖化問題で日本は良くやっているとお世辞を言う一方、世界から取り残されないように世界に先駆けて効果的な手を打って欲しいと述べ、自然エネルギー利用の遅れも指摘している。
 国交省のCO2削減住宅補助金の1回目の発表を見た人は、がっくり来たことだろう。経産省がやり、国交省がやり、東京都がやり、横浜がやり、とお金をばら撒くのだが、「縦割り」そのものでばらばらで、主役になるべき環境省は何もしない。これが官僚支配のわるいところで、従来どおりの場合は良いのだが、温暖化問題のような新しい事態に対して対応できない。
 実はこれは硬直化した幕末の幕政と酷似しているように見えてならない。しかも当時日本を変えたような若き志士たちが見えない。でも鎖国はだめだよ。
TOP  目次に戻る
7月 留学生の受入先
 新聞に、日本の大学には海外の留学生が極めて少ない。もっと来てもらうようにしよう、という話が出ていた。その為の施策として、海外に日本語の学校をたくさん作ろう、という。バカじゃないか、の一言だ。国際感覚の欠如に呆れてしまう。
 そりゃあ文部省は予算を分捕れるだろうが、世界を見ろ。アジア人同士、欧州人同士が英語でやりとりする時代で、英語は英米の言葉でなく国際語である。その中で、自国の国民に日本語しか話せないような教育をしていると、本当にこの国は滅びるよ。
 留学生を呼び込みたければ、大学の授業の大半を英語にすれば良い。若者がどんどん世界へ出て活躍しないとだめだよ。官僚独裁の鎖国国家では、円の値打ちは更に下がるよ。
TOP  目次に戻る
6月 日本人が思う中国
 最近、太陽熱の関係で中国のいくつかの会社と連絡をしあう必要があったのだが、触れ合ってみて面白いことに気付いた。
 少なくともある程度の水準の会社で活動している連中は、香港式に英語名をつけ、英語がぺらぺら、ときには日本語もこなす。就職には英語が欠かせない。こうして彼等は欧米やほかのアジアの国と経済活動を深めており、その様子は僕が先日、ヨーロッパで目にしたものすごい進出振りからも分かる。
 日本人は中国と言えばダンボールと毒餃子のようだがどうだね、といってやったら、十何億の人が居るし貧富の差も激しいし、そりゃあ、いろいろあるよと言う。そうだろう、日本だって牛肉と言って怪しい肉を売っていた奴も居る。だが、そんなことばかり見てバカにしていると今に思い知らされるぞ、と私は心配なのです。
TOP  目次に戻る
5月 得意だった「ものづくり」が・・・
 太陽熱集熱器に使用している強化ガラスが下手をすると大幅値上げになるかもしれない、と言う情報が入ってあたふたしている。実は、これは最近の諸資材値上げとは少々趣を異にする複雑な事情があるらしい。
 更に、先日チリウヒーターへ来社したドイツの太陽熱素材メーカーの社長に、日本のガラスの性能はいまいちだが、ヨーロッパではもっと透光性の優れた太陽熱集熱器用のガラスが、もっと安価に買えますよ、などと言われてショックを起こしている。
 それにしても、「ものづくり」が得意だったはずの日本企業たちはどうなってしまったのだろう。最近の若者は理系離れ、かつ勉強しない、当然だ、などと言うと、歳だと言われるので、言わないよ、絶対。
TOP  目次に戻る
4月 NHK海外向けTVの取材
 NHK海外向けTV放送が、なぜか突然取材を申し込んでこられ、撮影も終わったのでまもなく放映される。海の外の世界の人々に向けて日本のいろいろな技術などを紹介する放送なので当然英語放送である。
 チリウヒーターという会社は、50年も前からやっている日本の太陽熱の草分けで、最近は給湯だけに止まらず、暖房もやっている。こちらは老人の介護施設で、暖房とともお風呂にもふんだんにお湯が使えます、さらにハイブリッドソーラーハウスのお客様のインタビューもあったりして、現地の映像も結構入って、面白くまとまっています。
 ただ、うまくないのがチリウヒーターの社長インタビューで、どういうわけかこの人が傾いているし、なんとも格好悪い。これが無ければ使えるのだが、なんとも残念です。 ※国内では3/11(火)22:15〜45、NHK教育デジタル3で放映されました。
TOP  目次に戻る
3月 大切なのは使い道
 高額なガソリン税を廃止して安くしようと民主党、道路を作るために必要と言うのが与党。四国に3つも橋を架け、田舎に無用の自動車道路を作ったりと確かに問題の多い税です。うちの町では道路特定財源を電車の高架に流用するため、無用な区画整理を抱き合わせでやるので大変に迷惑しています。
 とは言え、近視眼的なガソリン税廃止にも反対です。日本のCO2排出量の2割を運輸部門が排出し、中でも自家用自動車だけが増加の一途をたどっています。温暖化防止の時代なのだから、ガソリンを安くするなどとんでもないことで、むしろもっと高くして車の使用を抑制し、公共交通機関への移行を目指さなくてはならないのです。
 ヨーロッパのガソリンは日本よりはるかに高価、問題はその税をどう使うかです。例えば、環境政策推進にこんな適切な財源はありません。私は政権はひんぱんに交替すべしと言う意見ですが、この件の民社党にはがっかりです。
TOP  目次に戻る
2月 エコキュートの実用状況
 「気候ネットワーク」(www.kikonet.org)は、日本で温暖化防止に取り組む市民団体の集合体で、情報発信や政策提言、温暖化国際交渉への働きかけを行うNGOです。
 無能な代議士たちを操る官僚が支配するこの国では、十分力が発揮されていませんが、欧米ではこうしたNGOは国の政策決定などに強い影響力を持ちます。その気候ネットワークは早くから「オール電化」に警告を出していて、その論旨は日頃の私の主張とほぼ変わりません。
 昨年秋、日本空調衛生学会に出た論文では、全国14軒のエコキュートの実用状況を計測してその年間の効率(システムCOP)を示していますが、それによると最高2.09、最低1.30、14軒の平均が1.82です。使用したエコキュートの定格能力はCOP4.52ですから、タンクの放熱ロスなどのため実用ではひどい状態です。
 ではガスにしよう、と思っても引き込みしてない。流行とはいえ、そんな問題もあることは、予め説明しておくべきでしょうね。
(COP4.52とは、電気を1kWh消費すると4.52kWhの熱を作ると言う意味です)
TOP  目次に戻る
1月 嘘はダメだけれど・・・
 赤福の嘘が内部告発で暴かれ、食品の嘘表示が世間を賑わした。赤福の会長は、そこそこの食品会社社長が案内されたときも、本人は「戻ってきたらすべて豚の餌にする」と言っていたとかで、事件発覚後呆れていたそうだが、これは「嘘つき」である。
 それは別として、製造日の表示は必要だが、消費期限とか賞味期限とか、あれは一体、何なの?近年は賞味期限が切れたと食品を捨てる連中が少なくないというのだが、そんな事まで役人に決めてもらいたいのか。落としたものは食わないと言うことだろうが、ごみをはたいて食べればどうってことはない、などと言ったら、目を吊り上げて怒るだろう。自分では何も決められない、そんな愚かな消費者がのさばってきた日本を憂うのである。
 建築基準法改悪や住宅性能保証なども、そんなどこか過剰な世界の表れか?それにしても、悪影響は広範囲に及んでいるようである。
TOP  目次に戻る

 
Copyright(c) CHIRYU-HEATER Corporation. All Rights Reserved.