チリウヒーター ソーラーシステムで60年の実績
 地球環境から身近なことまで熱い思いを語る…2002

2002年
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12月 やるべきことは
 ヨーロッパでもアメリカでも外国の列車に乗るときも降りるときも改札口がない。となれば無賃乗車はやりたい放題。そこで必ず車掌が検札に来るのだが、彼らはフレンドリーではあるが毅然としており、JRの車掌のようにぺこぺこしない。
 民営化のころからか車掌がぺこぺこするようになったらしいのだが、一体全体車両を出入りするたびに帽子を取って頭を下げるなんてサービスを乗客が喜ぶのだろうか?そんなファーストフード店のまねをするよりも、ホームでタバコを吸ったりイヤーホーンからシャカシャカと音を漏らしたり2人分の席を占めたりする迷惑人どもに注意してくれた方がよほど有難いと思うのである。
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11月 イスラム精神「助け合い」
 4,5年前にモロッコを旅行した。昔からの市場(スーク)や町の路地を歩いていて、二度ほど盲人に出会ったのだが、彼らが道をすごく速く歩いているのに驚いた。
 よく見ると、脇を歩く人の肩に手を置いて導いてもらっている。そのうち、肩を貸していた人は盲人にちょっと耳打ちして別の道に分かれて行った。するとすぐ別の人がその人に手を貸している。これがイスラムの教えによる助け合いらしいのだが、さて、日本で私たちはこんな風景にお目にかかったことがあるだろうか。
 それ以来、僕は駅なんかで盲人を見かけると、可能な限り手を貸すようにしている。日本の盲人はそういうことをされたことが無いので人によっては遠慮したりする。声をかけるときちょっと恥ずかしいが、でも気持ちのいいものだ。皆さんも一度ぜひやってみましょうよ。
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10月 お城墨
 当社に昔、製糸工場をやっていたころの土蔵の最後の一棟がかろうじて残っている。だいぶ危険な状態になってしまったので今年修理をしたのだが、外壁は漆喰と杉の黒横板を縦に押さえる簓子(ささらこ)下見張り、別名、江戸下見に復元した。
 この杉板に何を塗るかで、松本城に聞いたら天守閣は漆塗りだとか。それほどの土蔵でもないので結局、お城墨なるものと桐油を使った。熊本城はこれだとか。
 早い話が墨汁で、奈良の竹住商店製。おじいさんが一人で細々と作っていて、あの人が亡くなるともう終わりと言われていたが、最近人気が出たらしく息子さんが後継してやっている。
 寿命、効果は不明だが、黒が木を傷める紫外線を防止する事だけは確実である。紫外線が木の細胞を壊し、水が滲みたりカビを呼んだりする。使って見ませんか。
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9月 たまたまあるから・・・

 NEDOの高効率エネルギー補助金の応募が始まって、チリウヒーターでは熱負荷計算などで大忙しなのだが、「補助金がもらえるかもしれないから、ハイブリッドソーラーハウスにしましょう。でも落ちたら補助はありません」では説得力も乏しく、落選したら腹立たしい限りである。
 応募をしておられる工務店さんを見ると、補助金があろうが無かろうがハイブリッドソーラーハウスを建てるのだが、たまたま補助金があるから申し込んでおられるケースが殆ど。補助金などと言うものはユーザーの為でも私たち小規模業者の為でもなく、役人の為の物、結局、お上のお助けを仰ぐという事はこんな程度のもの、と割り切った方がいい。
 日頃の営業努力に勝るもの無しである。でも、くれるものは貰っておこう。

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8月 パッシブとアクティブ
 いま「建築技術」の原稿、図表を終わってほっとしたところ。この雑誌は建築研究所監修のちょっとうるさい本なのだが、ありがたい事に南雄三さんがハイブリッドソーラーを紹介してくれて発言の機会をくれたようだ。
 9/18発売の10月号「パッシブってなに?」特集でパッシブソーラーの面白そうなテーマが並んでいるので、ソーラーハウスに取り組むものとしては面白そう。
 ところで、ソーラーハウスにはパッシブとアクティブがあるのだが、OMソーラーが間違えてパッシブと自称してしまった。 実は熱を運搬するのに動力を使うのはアクティブ、使わないのがパッシブで、OMもハイブリッドソーラーもアクティブである。
 近々、用語の混乱を避けるため建築学会でも定義されるそうだ。
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7月 ワールドカップで勝つために
 ワールドカップが終わったが、あれがあんなにも日本を揺るがせるとは思ってもいなかった。日本が善戦したことが興奮の大きな要因だったのは事実だが、それにしても、日本が敗退した後も人々はテレビに夢中になって、世界中の人と一緒になって興奮した。
 あの興奮はどこがどう違うのか分からないがオリンピックとはちょっと違うようだ。おまけに、「何でも一人勝ちのアメリカ」ではない世界が大騒ぎと言うところがいい。
 多くの日本人が日本の善戦を見て4年後への期待感を高めたが、でもやっぱりまだまだ日本は強くない。強くなって4年後にまた興奮させてもらうためには、みんなが支援してやらなくては。
 みんな、もっとJリーグをテレビで見てあげようよ。
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6月 信ずる道を進むには
 ワールドカップの開催を前にトルシェは日本人を侮辱するいくつかの発言を外国記者に語っていたとか。
 いわく、「もし日本が準決勝まで勝ち残ったらワールドカップの格が下がる」。これを侮辱とするかどうかは別としてもう一つが、「日本人が赤信号で道路を渡らないのは自分で物事を判断できないからだ」。
 これは当っている、と言いたい。官僚保護に浸かってヘロヘロになったのは銀行だけではない。大手なら安心とハウスメーカーで家を建てる建て主も、○○工法やxxウォールに家の建て方まで与えて貰う工務店もだ。
 だけど、世の中、少しづつ変わり始めているような気がする。たゆまず勉強し、自分の信ずるところを進もう。
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5月 高気密と通気
 今頃は、秋と並んで、一年のうち一番外気が気持ちのいい時期であろう。言い換えれば、今頃は「通気」の季節とも言える。
 高気密という言葉が一般に伝わり始めた、今からほんの2−3年前には、気持ちのいい外の風を楽しみたいから高気密はいやだ、といっていた人たちが少なくなかったが、最近は家を開け放っての通気と、いざ暖冷房と締め切った時の気密とを正しく分けて理解しているユーザーさんが決して珍しくなくなっている。大変な様変わりといえよう。
 同時に、相当隙間面積が、1を切るの切らないと大騒ぎしていたのも収まりつつあるように感じるのだが、これは工務店さんたちの成長のしるしであろうか。
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4月 過ごし易い冬・・・早すぎる春・・・
 あまりにも早過ぎる、暖か過ぎる春を「過ごし易い冬だった」 と単純に喜んだ人々は多かったのかもしれないが、私にとっては不気味な恐ろしいような春の訪れだった。
 あまり早く暖かくなるとハイブリッドソーラーハウスが営業し難いから、とか、折角食べごろの葉菜が花を咲かせて食べられなくなってしまうから、とかいう事もないでもないが、それよりも、この異様な暖かさはまともじゃあないですよ。宮城の垣崎住設さんはひどい黄砂だと車を見せてくれたけれど、これも中国奥地の砂漠化と異常高温のせいだとか。やはり地球が心配だな。
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2月 「沈黙の春」
 我が家の庭に鳥を呼ぶようになってもう7、8年になる。普通なら今の季節には庭中にメジロの団体を中心としてカワラヒワ、四十雀、ツグミ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト等が群がっていておかしくないのだが、今年はメジロの夫婦が一組来るのとヒヨドリが来る位であとは雀ばかり、しかもどうやら朝起きる前には烏が来ているらしく時々あの汚い糞が落ちている事もある。
 この異変の兆しは昨年からあったがそれにしても今年はレーチェル・カーソンの「沈黙の春」を思わせる不気味さを感じる。ハイブリッドソーラーハウスの住人として自然に親しんで暮らしたいと思うのだが、そのことで早々と環境の悪化を知らされる事になるとは悲しいことである。
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